caffeLittlewoods#1362 俺は今、再び「青春」を感じている
俺は今、再び「青春」を感じている。

「クルマを自分の体の一部のようにコントロールしたい」

これは青春時代にやりたかったけど途中で諦めて、
今なお残る「心の傷」である。

それをこの齢になってもう一度トライしたい・・・
そう悶々と思っていた今日この頃

リトカフェに遊びに来てくれたM6乗りのF氏との話は実に興味深いものだった。
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(前のM3はF氏を紹介してくれたY君。彼も超上手いM3使いだ)

このジンベイザメ(娘が大好き)のような巨体のM6を手足のように
コントロールするF氏の走りは
あのイギリスBBCの番組「TopGear」のジェレミーのようなのである。
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この日改めて彼のM6を見て驚いたのは

「素ノーマル」なのだよ。

もちろん、「M」の称号をもつM6だから性能が良いのは解っていたが
ノーマルであんな走りができるなんて

「TopGear」じゃないんだから・・・

俺とは次元の違う人で単純に凄いなぁって憧れた。

自分に同じことができるわけない・・・

と思いながらも「どうやってあんな走りをするんですか?」って聞いてしまった。

この時点では興味本位の質問である。(浅はかな男である俺は)
すると予想もしてない言葉が・・・

「自分より上手い人は五万といるし、むしろまだまだ下手だと思ってる」
「僕は元々センスがあったわけじゃないし、どちらかと言うと不器用でなかなか上達しなかったのよ」 
「しかも怖がりだから、若い時は勢いで試せちゃうけど、今は勢いだけでは行けないんだよね。絶対的な安全が必要なの」


ウソだろぅ?って言葉がいくつも。

「え~~?じゃぁ、じゃぁ、いったいどうやって上手くなったんですか?」
子供みたいになっちゃったよ。
この時点で(俺にも可能性があるんじゃないか?)って

ところが、次のF氏の言葉に谷底に突き落とされた気がした・・・

「昔、レーサーの長谷見さんが『運転が上達するのは33歳まで』と言ってたんですよ」

ガーーーーン・・・

膝からガックリ倒れたね。心の中で。
「ただ、その意味はレーサーとしての・・・・・」
続けて話すF氏の言葉はすでに俺の耳に入らなくなっていた。

(やはり俺には無理なのか・・・そりゃそうだよ)
俺のいつもの悪い癖だ。

「すぐいじける」

そうやって諦めかけた時、次の言葉が耳を突いた。

「ただ、僕はその年齢を超えてからもなお、クルマを上手く操れるようになってきてるよ。
だから小林さんも好きって気持ちがあればまだまだ上達するし全然諦める必要はないよ」


溺れかけてる最中にロープを見つけたようだった。
それからと言うもの、それこそ我を失って質問攻めをしたねぇ。
「俺にもできるようになりますかねぇ」を所々に織り交ぜながら(笑)

「僕は怖さを無くすために、そして安全に走る為に理論で穴埋めしてるんですよ。今更、若い時のように無謀に怖いことはできないから・・・」

俺の心に刺さったね。
この齢になって無謀な運転して事故ってる場合ではないからねぇ。
家族もいるし社会的責任もある。

そして次の言葉は刺さったどころじゃない。俺の心をえぐったねぇ。

「たいていの人は速く走りたいが先行して上手くクルマが操れなかったらチューニングに走るんですよ。足廻り替えたり、エンジンパワー上げたり・・・でもそうやってクルマの限界値を上げるってことは更に難しく危険な領域でクルマをコントロールしなければいけない状況に自分を追い込んでいるってことなんですよね。」
「良くある練習の定常回転においても、練習してなんとなく回れるようになって
『デキたデキた!ハイ次~!』って言う人が多いけど、理論的には一定のアクセルで一定のハンドル角でずっと回れるはずだから、それができて初めて『デキた』でしょ」


なんか、俺のこと言われてるみたいで痛かったけど、F氏が言う言葉だけに重かった。
彼曰く「自分は不器用でセンスがある方ではないし、今も上達する為に努力してる」んだから・・・
アラン・プロストに言われるよりずっと響いただろう。

「自分のやるべきこと」がハッキリ見えてきた。
と言うか、また間違ったことを繰り返しそうになってたことに気付いた。

「クルマを自分の手足のようにコントロールしたい」

俺みたいに途中で諦めた人間にとっては今のレベルが高いか低いかは問題じゃない。
今、上達してるか?それに向けて努力できてるか?が大事なのである。

俺から見れば超ハイレベルなF氏が更に上を見ながら楽しんでる姿に

「青春」をみた。

同時に俺もわずかに「青春」の匂いを鼻先に感じたのである。
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by e-littlewoods | 2014-09-01 21:13 | 俺です。
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自称・日記王子コバさんとネコネタ収集係カボさんの猫とクルマのお話です。
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