caffeLittlewoods#1351 キィの字in舞鶴
舞鶴で美容院ふうのクルマ屋「アッピア」を営んでいる橋さんから
「脚を折っちゃって・・・マニュアル車が運転できないから・・・オートマ無い?」
と連絡があったのは1月のことである。
脚を折った原因が滑って転んだという自分の不注意らしい。
「オートマ乗るのも自分の禊だろう!」と自ら言ってたわけで・・・
俺は「ヴィッツかフィットでも乗ってなさい!」って提案したわけだが
「それだけは勘弁してくれ!」と言うのでこれを用意した。
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お客様から下取でお預かりしたアルファロメオ166。
距離も走ってるしボディーも多少疲れてはいるが
中身はバッチリ整備。しかもアルファロメオのフラッグシップだからねぇ。
でも、ベルボトムにウエスタンブーツ、そしてジージャンをまとい
リトルで納めた真っ赤なチンクエチェントを
常にフルスロットルで走っている男に
この高級サルーンである166が似合うわけも無く
乗ってるだけで十分「禊」になるのである。
俺は似合うんだけどねぇ(笑)

たまたま2連休のタイミングだったのでB型の妻に
「舞鶴の橋さんとこ行くけど・・・行く?」って聞いたら
「行く行く~~~!」と二つ返事だった。
まさか来るとは思ってなかったから詳しい目的を言い出せなかった。

前日は吹雪だったらしいが「快晴」(さすがクルマ業界の松岡修造)
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166の走りも、途中の景色も素晴らしかったのだよ。
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まだ雪残る道の駅にて。
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今回も琵琶湖は海のような姿で出迎えてくれた。

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一昨年の夏、チンクで来た時と同じ舞鶴東インターにてカシャッ!


この時点でB妻は帰りもこの快適なサルーンで帰ると思っていただろう・・・

程なく美容院ふうクルマ屋「アッピア」に到着!
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橋さんとクロちゃんも出迎えてくれた。
(ユキちゃんは足の折れた橋さんに変わってカット中)
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チャイルドシートに飽きて悪かった機嫌もすぐに絶好調!
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さすが我が娘、猫さえいれば、そこは我が家同然(笑)


実は橋さんが自分に課した本当の「禊」はこれを手放すことだった。
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アルファロメオ トレンタトレ スポーツワゴン 1.7 
(トレンタくんではない)
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去年からコツコツとあちこちのパーツを新品に交換して仕上げてた
文字道理「手塩にかけて育てた娘」なのだよ。

クルマ屋って言うのは因果な商売である。
本人の希望とはいえ、その大切な娘を奪うわけだから・・・
でも、その大事な娘に幸せな嫁ぎ先を見つけるのもクルマ屋の仕事である。


チャイルドシートを166から33へ付け替えていると
背中から「まさかこの古いクルマで帰るのか?」
と言うB妻の無言の圧力を感じたが
あえて気づかないふりをした。

橋さんが「乗って帰って大丈夫だよ!」と言っただけあって
個体は素晴らしい仕上がりだった。
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それでもキャブ車は下手な運手をするとすぐ拗ねる。
アクセルを開けすぎると「ゴボゴボ・・・」って失速するし
アイドリングを長く続けてるとかぶりやすくなるし・・・
エンストする度に助手席からは「大丈夫なのか?」と言う冷たい視線が・・・

これは初対面の旧車との「会話」の始まりなのである。


暖機運転とお互いの自己紹介も終わり、
俺は恐る恐るアクセルを踏み込んでいった
「バタバタバタバタ~」
前方に積まれたフラット4はバタバタと独特の音と振動を響かせた。
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3千回転を超えたあたりから
「クォ~~~~~~ン!」
O/Hしたばかりのデロルト36パイからは心地よい空気を吸う音が轟く!
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ステアリングにはフロントを掻くタイヤからトルクステアが・・・
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どこまでも回ろうとするエンジンのタコは5千まで一気だった。
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スピードメータもそうだが、タコメーターもサバ読んでんじゃねーか?
ってぐらい、良く回る!

1速から2速へとシフトチェンジする時にはお決まりのダブルクラッチを
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レスポンスの良いエンジンは落ちるのも早いわけで・・・
間にアクセルを一吹かし入れる「プォン!」
柔らかく握ったシフトノブは吸い込まれるように2速に入った。
そしてまたアクセルオン!
「クォ~~~~~~ン!」
ここでも開けすぎに注意だ。
インジェクションのクルマはエンジンの回転を気にすることなく
ただアクセルをべた踏みすれば加速していくが
キャブの場合回転に合わせなければ失速するからねぇ。
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低い重心に置かれたフラット4と
わずか1000㎏に抑えられた車重は
コーナーを木の葉が風に舞うがごとく
ヒラヒラと方向を変えてくれた・・・スポーツワゴンだなのだよ。
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新品に交換されたブレーキはブレることなく軽い車体を止めてくれる。


いつの間にかトレンタトレは高速道路へと入っていた。
5速3500回転で100km・・・
確かにローギヤードではあるが高回転回っても全く不快ではない。
橋さん曰く「法定速度は歩いているような感覚」まさにそんな感じなのだよ。
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そんなクルマとの「会話」は他のことを考える隙さえ与えず
ルームミラーにうつるキィの字を見て「ハッ」と気づいた・・・
恐る恐る助手席をのぞくと
「これって3リッター?」と聞いてきた。
「1.7だよ」って言ったら
「凄いじゃん」
どうやらスピード狂のB妻は気に入ったようだ。

名古屋を超え新東名に入ると「歩いてる」どころか「止まってる」ような感覚。
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浜松までノンストップで走っても苦にならないのは
このヤレのないシートのおかげかもしれないなぁ。
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チャイルドシートに繋がれたキィの字は後ろでお絵描きを始める始末。

こうして舞鶴の旅は無事終わりを迎えたのである。

「俺はこのトレンタトレを日本最強のトレンタトレにしたい」と思っている。



それにしても舞鶴では素晴らしい「お・も・て・な・し」だった。

舞鶴で魚介を楽しみにして「和食屋」を想像していたのでとまどったが・・・・
とんでもない舞鶴づくしのビストロフレンチだったねぇ。
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猫の看板が可愛い「アメイロビストロ・アルル」 
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ビストロに「うどん」と「ハンバーグ」を用意させるとは・・・・
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キィの字の大好物である。(舞鶴人の気の遣い方だねぇ)
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期待通り舞鶴の魚介を堪能できたねぇ。
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旨すぎると料理の写真が少ないという法則どおり
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こんなフルコースだったのに・・・

翌日には奥方様に「富士酢醸造元 飯尾醸造」の工房案内までしていただき・・・
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橋家は常連だから社長自らご案内いただき・・・
いっぱい買い込んだよ~!(玉高でも売ってるけど)

最後は定番のカレーちゃんぽんの旨い「東来」にて締め!
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ここは本格中華をラーメン屋感覚で提供してくれるお店。
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可愛い僕ちゃんと猫ちゃんがキィの字と遊んでくれたのだ~!
奥方様は「東来」から直接仕事場へで向かったのである。
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クサラピカソをフランス人にように乗りこなす姿がカッコいい!
忙しい年度末にありがとう!感謝です。

この仕返しは橋家が上京した時に返すとしよう。

「愛車を大事にしてくれるオーナーをお探しします。リトルウッズはクルマ屋です」


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by e-littlewoods | 2014-03-16 02:05 | 俺です。
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自称・日記王子コバさんとネコネタ収集係カボさんの猫とクルマのお話です。
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